キャリアアップと聞くと、転職をイメージする人も少なくありません。
従業員にキャリアアップを理由で、転職したいと言われると人事も引き止めにくいでしょう。
しかし、キャリアアップが職場を変えずに、その会社でできるのであれば、問題にはなりません。
離職率が高い企業は、制度や環境を見直してみてはいかがでしょうか。
離職されると、教育や研修にかけたコストだけでなく、将来的に会社を支えていく従業員がいなくなる可能性があります。
環境や制度を見直すと、将来の幹部候補の離職防止になることや、優秀な人材の獲得にも活用できるかもしれません。
キャリアアップには、どんな意味があるのでしょう。
転職理由としてあげられる「キャリア」の意味には経験、経歴の意味があり、業務遂行能力や経歴を高めてより高い給与、地位に就くことを表しています。
仕事の質を上げることも、雇用形態を変えて自分の望んでいたことができるようになった、職務の質が上がったのであれば、どれもキャリアアップと呼べるのです。
スキルアップとキャリアアップの違いをしっかりと理解しておかなければなりません。
大きな違いは、仕事をしていく中で必要な技術を身につけて向上させていくことを指している点です。
人事は従業員のキャリアアップを考える必要性があります。
それは優秀な人材は自分から経験を積んでいきたいと考えている人が多いからです。
自ら考えてイメージしているため、会社も多様なキャリアプランを用意しなければなりません。
例えば、職務の広げることや昇進の仕組みを替えることなどです。
優秀な人材ほど、より良い環境を求めて自社から離れていくため、求める環境が自社にあれば離職はしないはずです。
また、就活生に対するアピールにもなります。
プランを考える上での注意点としては、自社の業務や事業に適切なものにすることです。
考えても実行できなければ意味がなく、中途半端になると退職に繋がってしまう可能性があるため注意してください。
また、一方的に押し付けるのではなく、それぞれが明確にイメージをして考えが持てるようにすることが大切です。
人事は退職を回避するために、このような対策を行ってみてはいかがでしょうか。
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