多くの企業では、知能を測る基準であるIQを重視していますが、心を測る基準であるEQも判断基準のひとつとして考えることも大切です。
高校や大学進学の際には、知能の高さはとても重要になることですが、企業で働き、企業の業績に貢献するなど成功するためには知能の高さだけでなく、困難なことにも乗り越えることができる心も大切な要素となるのです。
また、中途の採用試験で知能が高い人を採用したのに、仕事の成果にはつながらなかったということも少なくありません。
それは、EQが低いせいである恐れがあります。
さらに高い業績を残し、企業に貢献できる人材のIQはもちろん、心をコントロールできるEQが高いと言われているのです。
特に中途採用の面接担当者は、EQが重視される理由について知っておきましょう。
EQが高い人の特徴は、怒りなどの感情をコントロールすることができ、困難に立ち向かっていけるメンタルがある、柔軟性があり困難な状況でも別の解決法を自分で見つけることができる特徴があります。
さらに、モチベーションが高く好奇心旺盛、協調性があり人の気持ちに寄り添うことができる、何事もまじめに取り組むことができる、対人能力があるなどです。
このような特徴を持っている人はEQが高く、企業に良い影響をもたらします。
EQが高い人が多い企業は、周囲の従業員にも良い影響を与えるため、離職率が下がる傾向もあるのです。
また、EQが高い人をリーダーに採用することで、下についている従業員がうまくまとまり、企業の業績がアップすることにつながります。
中途採用の対象者にEQが高い人がいれば、採用した方が良いでしょう。
しかし、EQというものは年齢とともに上がることも理解しておかなければなりません。
新卒などの若い人のEQが低くても、これから向上していく可能性があるため、採用後は研修などを行い従業員全体のEQを上げていくことが大切です。
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