企業にとって新しい人材を確保するということは非常に重要なことです。
採用担当者からすれば毎回かなり重いプレッシャーを感じるであろうことですが、せっかく内定を出しても辞退されてしまうとそれまでにかけていた手間や時間が一気に徒労に感じられてしまいます。
特に中途採用の場合は即戦力を期待しているところも大きいため、できるだけ内定辞退は防ぎたいところです。
そのためには企業が応募者の気持ちにできるだけ寄り添う必要があり、応募者のケアを行うクロージングが重要となります。
クロージング面談は、内定を出した応募者に対し、企業側が応募者にとって入社してもらいたいと思えるような会社であるとアピールする絶好の場です。
複数の企業から内定をもらっている人は様々な条件を考えた上で自分に適した企業を選び、選ばれなかった企業は内定辞退ということになります。
そこで、内定を既に出して安心させた上で応募者の本音を聞きだす場としてクロージング面談は有効になるのです。
クロージング面談を行う場合でも、新卒と中途採用の場合を変えたほうが効果的でしょう。
中途採用の場合、即戦力を期待しますが、その前に以前の会社を辞めているという点が大きなポイントとなります。
クロージング面談の前に、面接や応募者とのちょっとした会話の中から本音をできるだけ聞きだしておき、何が原因で離職したのかを知っておくことが重要です。
事前にそれらの理由が引き出せなくても、大きな理由としては人間関係と労働環境の2点が原因の場合が多いため、こうした理由を推測しながらクロージング面談に挑みましょう。
クロージング面談では応募者の本音に迫り、それを自分の会社ではどのように解決できるかを提示することによって、企業と応募者との溝を埋めることができます。
例えば、上司との人間関係が原因で前の仕事を辞めている場合には、もし自社で上司との価値観が合わないような場合があったらという例を示し、その解決方法として配属先の変更などを提示するなど応募者が抱えている不安に対して根拠のある解決法を示すことがクロージング面談成功の秘訣となります。
〒170-0013
東京都豊島区東池袋4-21-1 アウルタワー6F
TEL:03-6457-7120 FAX:03-6457-7134